派遣薬剤師の全て

医薬品の有資格者としてできること

2018年04月20日

民間資格は短い時間勉強をして、比較的誰でも取得のできる資格が多いですが、国家資格の場合はそうはいきません。長い時間をかけて勉強をして知識と技能をインプットしたうえで、国家試験を受けてパスをしますし、医薬品のプロもその一つですから、社会では大きく活躍をしたいと考えます。


医療の世界でできることに力を注ぐ

薬剤師は医師からの処方箋を元にお薬の調剤をして服薬指導をするなどが仕事であり、基本的に医療行為を行うことはできません。医療に関わる国家資格を取得したスペシャリストではありますが、法律的にも医療の中でできることの範囲はあらかじめ決まっています。

薬の国家資格を持たない人は、いくら医薬品知識を詰め込んでいたとしても、医薬品の調剤をすることはできません。ただ診療所や病院などで、例外はあるにしても、一般的には国家資格を取得している者のみに許されている行為です。

医師や獣医師に歯科医などが発行をした処方箋をベースに、医薬品の調剤を行い服薬指導をしますが、不明確なところが処方箋にあれば、それを医師に問い合わせをします。


患者への適切な医薬品のアドバイスもできる立場

薬剤師は医者のように診察をしたり治療をする医療行為は行いませんが、医薬品の高い知識をもって患者へのアドバイスをすることができます。医者も同様に6年間の学びをしますが、医薬品のことだけを学んで大学を卒業するわけではないので、医薬品のことに関しては薬学系大学卒業の、国家資格を持つ人材のほうが知識は上です。

世の中的にも医者の方がなんだかすごいイメージがありますが、医薬品に関しては医者よりも医薬品の国家資格を持つ人のほうが、知識に関してもアドバイスに関しても的確だといえます。日々患者さんの持ってくる処方箋での調剤をしたり、必要な医薬品のアドバイスを繰り返しますし、新しいお薬に関わる学びも欠かすことがありません。


医薬品のプロは多くのシーンで求められている

薬剤師は直接患者に触れるような医療行為は基本的には行いませんが、あらゆる医薬品に関わるシーンで活躍は可能です。働く現場として多くの人は全国様々な場所にある調剤薬局への就職をまずはしますが、そこから新たに資格を活かして転職をすることができます。

病院の中の調剤をする仕事や、あらゆる日用品の取り扱いがあるドラッグストア勤務で、OTC医薬品を販売したり説明をすることで、さらに医薬品知識をつけていくことも可能です。自分のスキルを高めていくこともできますので、多数の仕事に活かせる資格を目指すこともできますし、資格取得をすることで収入をさらに高めることにもなりますので、やって損はありません。