常に人材が不足していると言われる職業に、看護師と共に薬剤師が挙げられます。せっかくの国家資格を使うことなく、無駄にしてしまっている人が多いのです。しかしそこには大きな理由もあるのです。資格取得者には、女性が多く、結婚して子育てをすることで家庭に収まる人が多いのが現実となっています。そのため、働き盛りの人が退職してしまう傾向になり、職場内での人手不足と言うことになってしまっているのでしょう。その人材不足を補う方法として、アルバイトやパートで補う職場が多くなっているのです。
薬剤師の資格を得るには、相当の勉強が必要になります。まず薬科大学もしくは大学の薬学部に入ることが、大前提になり高校時代にはそれなりの受験対策が必要になり、誰もが簡単に入学出来るものではありません。また大学に入学しても、6年間と言う長い期間勉強することになり、更には国家試験に受かることが必要になるのですから、努力を要する資格と言って良いのです。
しかし女性の資格取得者が多いこともあり、適齢期になると結婚退職や子育てのための退職者が増えてしまうのです。
正社員で安定した収入を求める人も多いのですが、一度結婚などで退職し人の職場復帰を求める人も年々多くなっています。子育ても一服した時、家庭で何もせず暮らすより、資格を活かすことで高収入を得ることも可能な時代になっているのです。
その額は国家資格があることで、パート職などでも時給2000円を超え、3000円でも安いと言われるまでになって来ていると言われています。更には、働く場も増えていると言う良い環境にもあります。街には調剤薬局やドラッグストアの進出が止まりません。
そのため調剤屋局やドラッグストアも競争が激しくなり、人材を確保することが良いサービスに繋がることになるため、多くの人材を集めることになるのです。
パート職やアルバイト職を求める時、働く時間が大きな決め手になることが多いとされます。家事を終わらせ、その後働きに出るとか、夕方には子供を保育園まで迎えに行くなどの時間を作ることが出来る範囲で働きたいと考えることになる訳です。
そのため通勤時間を余計に取られるなどの面倒は、避けたいと考えることも出て来るのでしょう。家庭と仕事の両立が出来る環境を望む人が多いと言うのも、現実となっているのです。