派遣薬剤師の全て

高い学歴が必要になる製薬会社の職種

2019年03月28日

大学院まで卒業した学歴を持つ薬剤師にはいったいどのような仕事が向いているのでしょうか。ここではこのような人にとって向いている製薬会社の職種をいくつか紹介するので、あてはまる人はぜひ参考にしてみてください。


人気を集めている製薬会社の職種

薬剤師にとって製薬会社で働くことは比較的狭き門であるため、多くの人が憧れているようです。製薬会社には開発職や研究職、営業職であるMRといった職種がありますが、その中でも特に開発職と研究職には大学院修士課程卒業以上の学歴が必要だと言われています。

製薬会社での勤務は安定しており報酬も高く設定されているため、募集があってもすぐに人が集まってきて短期間で募集が打ち切られてしまいがちです。このような求人を見つけたら躊躇せず、すぐに応募することをおすすめします。


医薬品の開発職が請け負う仕事の内容

医薬品が販売されるまでのプロセスでは、まず最初に研究からスタートします。次に臨床試験が行われて申請を行い、承認されれば発売されて販売へとつながります。このプロセスの中で開発職が関わるのは、臨床試験から申請にかけてのプロセスになります

治験計画の立案や治験のモニタリング、GCP関連書類の作成やGCP実施状況の確認などを行います。治験のモニタリングに関しては医師や治験コーディネーターとしっかりコミュニケーションを取りながら進めていかなければならず、高度な専門知識だけではなくチームで働くコミュニケーション能力も必要になります。

スピーディーに対応していく能力も必要とされ、新薬をできるだけ早く市場に出すために動くことがミッションとなっています。


製薬会社の研究職が請け負う仕事の内容

研究職は、医薬品が発売されるまでの研究から申請までのプロセスに関わることになります。研究には様々な種類があり、化学研究や生物研究、薬物動態安全性研究に加えて、海外企業や大学との共同研究があります。

臨床試験には前臨床試験や毒性試験、薬効薬理試験があり、体内動態や代謝もチェックする必要があります。申請に関しては創材研究や製剤研究、分析化学や剤形改良、DDS研究が関わってきます。製薬会社としては新薬を常に世に送り出したいと考えているため、継続して成果を出すことが求められています。

海外企業や大学と共同で研究を行うことで、効率良く研究を進めることができると考えられています。