病棟や老人ホームなどに勤務する薬剤師は、他の職場と比べて夜勤を担当する機会が多くなるため、仕事を長続きさせるうえで、一定の日数の休日が取れるところや、仕事量が適切なところを職場に決めることが大事です。また、高収入を目指すにあたり、一回あたりの勤務の手当の金額が高額なところを選ぶのも良いでしょう。
様々な理由で夜勤が多い職場で働いている薬剤師は日本中に大勢いますが、無理なく業務を続けるうえで、職場内のスタッフの人員配置が適切な職場を見つけることが重要となります。例えば、総合病院や大学病院の病棟においては、夜間の業務を担当する医療従事者の数が限られることがあるため、なるべく業務量が少ない職場を優先的に探してみると良いでしょう。
また、医療機関によっては在職中のスタッフの人数について、公式ホームページや求人サイトなどに詳しく掲載しているところもあります。そのため、職場探しを始めるうえで、気になる医療機関の基本的な情報を把握しておきましょう。
夜勤の回数が多い病棟に勤務をする薬剤師は、一か月あたりの休日の日数が少なくなったり、一日の労働時間が長くなったりすることがあります。そうした中、身体に負担を掛けずに働くために、なるべく希望通りに休暇を取れる職場を探すことが肝心です。
例えば、経験豊富なスタッフが揃っているところや、夜間のスタッフの増員をしているところは、年齢が若い人でも無理なく業務をこなすことができます。また、難易度の高い業務が多い職場で働きたい場合には、休日の日数だけでなく、仕事上のトラブルを防ぐうえで新人に対するサポートが行き届いているかどうか見極める必要があります。
数ある医療現場の中でも、夜間の業務を担当するスタッフの手当の金額が高いところは、新卒者からベテランまで働きがいのある職場として位置づけられることがあります。特に、収入額を重視して職場を決めたい人であれば、早いうちから各地の医療機関の求人票をチェックして、具体的な手当の金額に目を通しておくことがおすすめです。
また、勤務手当の金額は、年齢や勤続年数、勤務先の業績などによって大きな差があるため、書類選考や面接などを通じて分からない点を担当者に質問すると良いでしょう。
