薬剤師不足のおり、履歴書だけで転職が不採用となる人はいません。採用者は全員に面接をするということです。ですけれど、人の命を預かる仕事ですので、ミスは禁物です。履歴書もミスのないように書くということが一番のポイントです。
一昔前には、病院の一角に薬局がありました。今は、病院と分離して専門的な調剤薬局として併設されているような形が多くなっています。また、全国展開をしている大手のドラッグストアが乱立する中、必ず白衣を着た薬剤従事者も配置されています。
これら諸々の理由で、薬剤の仕事に就く人達の採用は、受験者にとって有利な状況となっています。ですから、人物に会いもせず履歴書で足きりをするという状態ではありません。人手がほしいので、全員に会うスタイルとなっています。
しかし、薬を扱う職種上、ミスは許されません。書類についても誤字脱字や修正液の使用はいただけません。
まず、日付については郵送で投函する日か持参するのであれば持ち込む日を書き込みます。写真は、正装を着て髪を清潔に整え、笑みを浮かべた表情で撮影します。正式な写真館等で撮影することが望まれます。マナーとして、私服やインスタントカメラの画像はよくありません。
メールアドレスは、フィルタリングがかかることを想定して、PCメールの方が無難です。学歴は、中学校の卒業から、入卒のみ書いていきます。略したりせずにしっかり書きます。退職の記述についての理由は、一身上の都合か会社都合と書きます。
認定薬剤師や専門薬剤師、ケアマネージーなどの資格があればすすんで書きます。基本のルールとして、手書きで書くことや文字の大きさ、斜め書きをしない、文章は欄の八割で書くなどの点も留意すべきところです。
志望動機は、書類だけではなく面接時にも聞かれるところです。特に、対象の会社や病院を志望している動機は最重要です。今まで自分が取得した資格や経験してきたことが、これからの活躍に生かされるという確信を相手に伝えることが大切です。
面接時には、自分の勤務地や勤務時間について忌憚のない希望を述べることも必要です。女性の場合、育児との両立などの点も事前に相談すべきところです。このような採用試験における書類の書き方について、コンサルタントも存在するので、利用することも考える必要があります。