医療関係者の中で最も上位にいるのが医師で、医療に関する多くの行為を行うことができます。では医師以外の人は何ができるかですが、それぞれの資格において何ができるかが決められています。それぞれの資格でどこまでできるかを知っておくと良いかもしれません。
擦り傷などができた時、自宅にある常備薬の中から軟膏を取り出して塗る人もいるかもしれません。一応軟膏のパッケージなどには塗り方などがあるものの、読まずに適当に塗る人もいるはずです。市販薬はそれほど強くないものが多く、多少誤った使い方をしても大きな問題にならないようになっています。
ただ病院などで医師が処方したものに関してはそれなりに強いものあるでしょう。医師が自分でできないために薬剤師に依頼をしたとしてできる医療行為の範囲に皮膚の薬を患部に塗ることが挙げられます。
その他湿布薬を貼ったりするのも法律上は可能と言えるでしょう。薬の専門家として使い方などを示しながら行うことが出来そうです。
目に何らかの異常がある時には目薬を点眼したりするでしょう。良く目薬を目の中に入れた後に目をぱちぱちさせる人がいますが、実はこれは正しい目薬の使い方にならないとされています。ぱちぱちさせるのではなくしばらく目を閉じて薬を浸透させるようにするのが良いとされています。
正しい点眼の仕方などは薬剤師でないと分からない部分もあり、やり方を教えてもらうこともありそうです。ただ医師が処方する目薬を点眼するのは医療行為となり、法律上行える範囲稼働かが気になりますが、薬の正しい使い方を教える意味も含めると問題ないと言えるでしょう。
処方された薬は患者が正しく使えないと意味がなく、それを専門家が教えても問題はありません。
自宅でできる体調の管理として、体重測定や体温の測定、そして血圧の測定があります。病院などではそれぞれ看護師が測定をしてくれ、血圧に関しては自宅で使うものとかなり異なる器具を用いて測定することが多いです。
血圧測定に関しては医療行為となり法律上薬剤師が行える範囲かどうか気になるところですが、電気式の物を使う分には問題がないとされます。より正確に測定するには特殊な器具を使う必要があり、こちらは使用するのに一定の技術が必要になります。
一方で薬の効き方が血圧にどう影響しているかを調べる必要性から、最近は薬学部や研修などで正しい血圧測定の方法が学べたりします。技術を身に着けていれば正式な器具を用いての測定もできるでしょう。