派遣薬剤師の全て

合格率だけでは分からない難しさがある

2019年09月11日

薬学部を卒業した人の多くはその後の国家資格向けの試験を受けますが、合格率だけを見るとそれなりに高くそれほど難しくないように感じます。しかし合格率では見えない難しさがありそれなりに努力をしないといけないようです。


受験生の多くが合格している試験

医師になるには大学の医学部を卒業してその後に試験に合格する必要があります。難関資格と言われていますが、受験生の多くが合格する試験としても知られています。では薬剤師の国家試験に関しては難易度がどれくらいかですが、こちらも受験生の多くが合格している試験の一つです。

難しい試験の中には合格率が10パーセントに満たないものもありますが、この資格に関しては常に70パーセント以上の合格率がありそれだけを見ると難しくないように感じます。ただ単に合格率だけ見て考えるのは良くなく、受験生のレベルを知った上で考えないといけません。

試験を受けるにはまず薬学部を卒業する必要がありかなりレベルの高い人たちが受験をしています。それを考えるとかなり難しいと言えるかもしれません。


薬学部を卒業したから合格できるわけではない

かつて薬剤師になるためには4年制の大学を卒業すれば受験資格が得られました。現在は医師や歯科医師などと同じで6年制の大学を卒業しなければ受験資格が得られず、2年間伸びた部分においてより密度の高い教育や実習を受けることになっています。

多くの薬学部生は国家資格を取得するのを目標としていて、学校の中には授業に受験対策を入れたり授業以外で学生をサポートしたりもしています。となると国家試験に関しても簡単に合格できるように感じますが、卒業したら合格できるわけではないことを知っておく必要があります。

国公立となると優秀な学生が集まっていますが、その大学においてもすべての学生が合格するわけではないことを知っておきましょう。


試験のための予備校に通った方が良い可能性

薬剤師を目指す薬学部の学生は、卒業年次においては卒業もさることながら国家試験対策にも勤しむ必要があります。実習であったり就職活動もしながらになるので結構大変でしょうが、大学側も授業と別に受験対策講座を用意してくれたりするので、優秀な学生などは学校の勉強だけで合格できる人もいるでしょう。

しかしそもそもの難易度が高く、大学での勉強だけでは合格が難しい人もいます。実際に試験のための予備校が用意されていて、多くの人が利用していることを知っておきましょう。

大学を卒業すれば、大学の試験対策講座を受けていれば合格できるわけではなく、別途予備校まで利用しないと難しいことを知っておきましょう。