近年医療や介護のビジネスが急ブレーキな右肩上がりの成長を示しています。それには確たる理由がありました。少子高齢化の影響で毎年増え続けている高齢者たちが原因なのです。七十歳を超えるような高齢者たちには莫大な資産がありますが、その反面、体の健康が日々衰えていきます。これは神様がそのようにつくられたので、誰にも止めることはできません。高齢者たちができることは、莫大な資産を使ってアメリカで開発されたアンチエイジング薬を試してみることくらいのものです。人間はひとたび生まれ落ちれば、やがては一度は天国にされる運命です。これは厳粛なる真実であると称して構わないでしょう。これらの高齢者たちを力強く支えてくれている人たちがいます。例えば病院や調剤薬局で勤務している薬剤師の存在があります。そのお仕事は医師が作成するお薬の処方箋に基づいて適切なお薬を調合することにあります。高齢者たちの健康を支えてくれている尊いお仕事です。
薬剤の資格は看護師と並び称される日本の国家資格です。折しも日本は少子高齢化の時代を迎えています。団塊の世代はその全員が七十歳以上の高齢者となっています。あと10年後の西暦2030年には国民全体の3人の1人が65歳以上の高齢者となってしまいます。
これは押しも押されもせぬ世界一の長寿大国ということができます。このような時代を反映して医療と介護のビジネスが急激な右上がりの上昇を示して来ています。さて薬剤師になるためには日本全国各地で年に1回開催される試験に合格しなければなりません。
ですが受験資格としてその前に大学の薬学部を卒業していなければなりません。大学の薬学部といってもそれは6年間の薬学カリキュラムを含むところでないとなりません。
6年間で一体どのくらい大きな費用がかかるのでしょうか。その費用は国公立大学と私立大学で大幅な違いがあります。結論だけ申し上げますと、国公立大学では6年間で約350万円の費用がかかります。
そして私立大学の薬学部では6年間で1200万円もの大きな費用がかかってしまうということです。日本は稀に見る少子高齢化の時代を迎えてしまって、今後益々高齢者世帯が増えてくる見込みです。現時点でさえ国民全体で考えればその四人のうちの一人が65歳以上の高齢者となってしまっています。
10年後の西暦2030年を考えてみました。この率で高齢者がどんどん増えてしまうとなると、西暦2030年には国民全体で考えればその3人のうちの一人が65歳以上の高齢者となってしまうということです。
つまり平たい言葉で言えば二人の若い世代で一人の高齢者を支えるような構造となります。今は若い世代3人で一人の高齢者を支えています。今でもそれが困難な状況が続いています。西暦2030年には厚生年金などが支払えなくなるのではないかと心配されています。
とはいえこのような時代を反映して医療と介護のビジネスは急激な右上がりを示しています。看護師や薬剤関連の需要は高まるばかりです。薬剤の資格取得をするためには6年間大学の薬学部で勉強する必要があります。
卒業後薬剤師の国家試験を受験して合格すれば晴れて国家資格の取得ができるということになります。