スキルアップを目指して海外を目指す人がたくさんいますが、薬剤師でも同じことが通用するのでしょうか。ここでは外国におけるこの職業の状況について紹介にするので、ぜひチェックして参考にしてみることをおすすめします。
日本で取得した薬剤師の資格は、いったい海外でも通用するのでしょうか。残念ながら日本で取得したこの資格は日本国内でしか通用することはありません。従って外国でこの職業についてスキルアップを目指したいと思っても、簡単に夢がかなえられるというわけではないことを覚えておくようにしてください。
それでは働きたいと思っている国でこの職業に就くためにはどうすれば良いのでしょうか。その答えは、現地で試験を受けて認定される必要があります。国によって異なりますが、日本の大学で取得した単位が現地の大学で認められる場合があります。
そうすれば現地の大学に通う期間が少なくなり、試験に通ればこの資格が与えられることになります。現地でこの資格を取得すれば、日本と同じように調剤薬局やドラッグストア、製薬会社などで働くことができるようになります。
日本でこの資格を持っているとそれなりの社会的地位を手に入れることができますが、他の国々においてはいったいどうなのでしょうか。例えばアメリカにおけるこの職業の社会的地位は、日本よりも高いものになっています。
給与水準も高くなっており、たいへんやりがいのある職業だと考えられています。アメリカでは医療費が高額であるため病院に行く代わりに薬局に行って症状について相談し、薬を処方してもらう人がたくさんいます。またロシアでも最初に病院ではなく薬局に行って薬を処方してもらう人が多いということです。
このような医療事情についても事前に調べておけば、どこの国に行くべきか選ぶときの良い判断材料になるはずです。
アジアの国々の中には日本で取得したこの資格が通用するケースがあります。日本人向けのクリニックなどで日本で取得した資格を用いて働くことができる場合があるので、新たに勉強することなく外国ですぐに働き始めたいという場合にはこのようなクリニックを探してみてはいかがでしょうか。
ただしクリニックに勤務している現地のスタッフと意思疎通を取るために、現地のことばを勉強する必要はあるでしょう。
