派遣薬剤師の全て

特定の分野の高度な知識が得られます

2020年02月18日

認定薬剤師を取得すれば、高い専門性を生かした医療を提供できます。新しい薬剤の研究・開発にかかわることもできる可能性があります。取得のための講習会の費用は高めですが、それでも仕事にやりがいを感じることができるでしょう。


特定の分野の高度な知識が得られます

認定薬剤師になるには講習会を受講して知識・実技を実践していきます。団体によって取得する単位や期間は異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。時間とお金がかかるので簡単に取得することはできません。

ですが、現在の医療は細かく専門分化していっているので、それに伴って特定分野に特化した知識をもつ人の存在が重要になっています。資格を取得すれば一般的な手当のほかに特別な資格手当がつくことがあります。相場は数千円から1万円ですが、この手当だけでも年収はアップします。

基本年収も500万円を超えることが少なくありません。スキルアップしながら充実して仕事に励むことができます。


取得するためには単位を確保します

資格取得を目指すにはまず希望の研修期間を選んで研修手帳を入手します。研修手帳は受講を記録する大事なものなので扱いは慎重にしましょう。決められた単位を取得するために様々な研修を受けていきます。

受講時間数に応じた単位数を記した受講シールがもらえるので研修手帳に貼付して内容を記録します。研修期間は一つに統一する必要はなく、他の都道府県で受講したシールを使用することも認められています。

期間は4年以内に40単位以上で、各年に5単位以上を習得したら申請します。研修手帳と1万円の認定手数料を都道府県の研修協議会に提出します。登録されれば証明書が交付されます。取得したら継続と更新と常に行っていきます。

3年毎に30単位以上取得と各年5単位以上の習得が必要になります。


これからも需要は増え続けていく

薬剤師になるためには薬科大学などに6年間通って国家試験に合格すれば免許が所得されます。ただし、大学で学ぶ内容は基礎と呼べる部分にすぎません。免許を更新する制度はないので、自分から学ばなければ古い知識のまま仕事を続けることになります。

そのため、多くの医療機関では取得を推奨しています。生涯研修認定制度と特定領域認定制度の2種類がありますが、ともに取得すると研修センターで名前が公表されます。ある特定分野で専門性を持つ人を探している人の目にも触れるでしょう。

取得することでスキルアップだけでなく、他のスタッフや新しい仕事に携われるきっかけになります。今後、専門性の高い機関では需要が高まる可能性があります。自分の望む分野でより高度な活躍ができるのがメリットといえます。