派遣薬剤師の全て

業務を通じてスキルの向上を図れる医療機関を選ぼう

2020年03月30日

薬剤師の資格を生かすためには、業務を通じて様々な機会にスキルアップを図ることができる職場で働くことがとても重要となります。また、教育期間の長さや研修の内容については、各地の医療機関の経営方針や診療内容、配属先などによってバラつきがあるため、就職先を決めるうえで疑問点をきちんと担当者に聞いておくことが大事です。


新人研修に力を入れている職場を優先的にチェック

新人研修に力を入れている医療機関は、薬剤師の実務経験がない人にとって働きがいのある勤務先の一つとして広く選ばれる傾向があります。特に、研修期間が長いところや親身になって対応してくれる先輩が揃っているところは人気が出やすいため、余裕を持って採用面接に向けて準備を開始することがおすすめです。

最近では、就職後の新人研修の詳しい内容について、公式ホームページやパンフレットなどに記載をしている医療機関も多数あるため、就職活動を通じて気になる医療機関の特徴を把握しておくと良いでしょう。なお、調剤業務をはじめとして基本的な業務をマスターできるまでには少なくとも一年以上の期間が必要となるため、自分のペースで有意義な経験を積める職場を見つけることが肝心です。


外部講師によるセミナーや勉強会がある現場も増加中

医療従事者の資質の向上を目指している医療機関の中には、薬剤師を対象に外部講師によるセミナーや勉強会の参加を奨励しているところがたくさんあります。そのため、職場内で行われる研修だけでは十分にスキルアップを果たすのが難しいという人は、様々な機会に専門知識や技術を身につけることができる職場を探すことが大切です。

また、セミナーや勉強会の実施回数については、各地の医療機関のスタッフの忙しさや人数などによっても違ってくるため、求職中に複数の医療機関の事情を確認することがポイントです。


有資格者への待遇が優れている職場を候補に入れよう

医療機関への就職を希望している人は少なくありませんが、一つの現場で長くキャリア形成をするにあたっては、有資格者への待遇が優れている職場を就職先の候補に入れることが肝心です。たとえば、総合病院や公立病院などの病棟においては、人手不足の解消のために有職者の待遇を見直したり、基本給やボーナスの金額を大幅にアップしたりしているところが目立ちます。

そのため、入職をしてから後悔したくない人は、時間を掛けて各地の医療機関の医療従事者の給料の良し悪しに目を向けることが肝心です。