なぜか薬剤師には女性の働き手がとても多いことで知られています。薬学部でも男女比率でいうと女性の方が多く、職場においても女性の方が多く働いているということにつながっています。女性が多く働く理由や環境、そして労働条件等を詳しく分析していくことにします。
資格職ということもあり、手に職を持つことができるというのが最大の強みであると考えられます。カリキュラムの変更によって6年制と4年制に分類されるようになりました。
国立大学は基本的に6年制を採用しているので、じっくりと薬学という学問に向かい合うことができます。他方で、私立大学は4年制を採用していて、薬学の研究者を目指すことを前提としています。どちらにしても、資格を取得するためには医学部と同様に6年間学ぶことが求められることから、じっくりと腰を据えて学問に取り組むことができます。
その後、国家試験に合格すれば、晴れて資格職として多方面で活躍することが可能になります。
薬剤師の働き方というのは実に多様です。資格職という強みを活かし、全国各地で仕事をすることができるのが特徴です。特に多いのが、夫の転勤に付きそうために、転勤先で仕事を探すというパターンです。引く手あまたの仕事ということで、病院からドラッグストア、そして小規模の薬局まで働く場所はいくらでもあり、それに比例して求人も多いのが特徴です。
また、ライフステージに合わせて働き方を自由に選択できることから、女性のなり手が多い職業であると考えられているのです。出産を機に退職するという人も少なくありません。
その理由は、有資格者であるので、いつでも復帰することができるという安心感があるからです。子供が小さなうちは、パートで働き、子供の手が離れたら正社員として復帰するケースも多いです。
資格職であり、なおかつ収入が安定しているということから、女性のなり手が多い職種であるのが、薬剤師です。パートやアルバイトという雇用形態であっても、時給が高いので他の仕事よりも良い待遇で働くことができます。
しかも、正社員の場合は高収入を期待することができるため、長く働き続けられるというのもこの仕事の強みであると言えます。安定した収入を得られるため、生涯設計を立てやすいです。