国家試験に合格することで得られるものであれば調剤などが行えます。ただ日々やってくる患者に対してただ処方箋の調剤のみを行うだけなのはもったいないでしょう。それ以外にも知識を得ておけばプラスになるアドバイスができるかもしれません。
スポーツ選手にアドバイスできる
スポーツの世界で問題になることとしてドーピングがあり、選手自身は絶対行ってはいけません。筋肉を増強する薬や試合の時に興奮状態にしやすくなる薬などがあり、どんな薬が禁止されているかは世界的にも決められています。
ただ禁止薬の中には市販薬に含まれているものもあり選手にその気がなくても知らない間に飲んでいるケースもあるようです。薬剤師が薬局に勤務する上で取っておくとよい資格にスポーツファーマシストがありスポーツ選手へのアドバイスがしやすくなります。
ドーピング規則に関する知識が高まりそれぞれの薬に含まれているかどうかも知ることができます。スポーツ選手が知らずに飲むケースを減らせるでしょう。
西洋薬以外の提案がしやすくなる
現在の病気の治療で使われる薬は西洋薬が主流になっています。西洋薬は欧米から伝わった薬の意味もありますが、化学薬品などを合成して作られた薬の意味が強いと言えるでしょう。病気の治療においては積極的に使われないものの漢方薬などの薬草を配合したものを使うこともありますし、健康を維持するためとしてサプリメントなどを使うこともあります。
薬剤師が薬局で働くときに取っておくとよい資格に漢方に関するものやサプリメントやアロマに関するものがあります。一般的なものでも漢方の処方はできますが、より専門的に行うなら漢方専門のものを持っておくと良いでしょう。
健康を気にする人に対してサプリやアロマを提案できるのも強みになります。
女性の健康へのアドバイスが行える
薬局に来るのは女性だけでなく男性もいます。ただ薬剤師には女性が多いので女性の患者の方が相談しやすいと感じることは多いでしょう。医師には男性が多いのでなかなか体調不良の悩みが言えないこともあるようで、相談を受けたときに的確なアドバイスができたら問題解決につながるかもしれません。
そのための資格とし女性のヘルスケアに関するものがあります。女性の体は思春期、出産準備期そして更年期と体調の変化が年代によってあります。医師もそれらの情報があるものの実際に相談されないとわからないこともあります。
女性の患者から相談を受けたときに問題に気付きやすくなり、それを元に薬の変更を医師に伝えるなどができたりもします。