派遣薬剤師の全て

製薬会社を就職先に選ぶ場合は職種に気を付けよう

2020年06月06日

薬剤師が製薬会社への就職を希望する場合には、採用後の配属先や職種について就職活動中にきちんと把握をしておくことが大切です。特に、医薬品の研究開発の仕事に携わりたい人は、それぞれの現場で必要とされる学歴や仕事のキャリアについてよく調べることが重要です。また、製薬会社によって博士号や修士号の取得者を優先的に採用したり、実務経験がある人を中途で迎え入れたりしているところもあるため、求人情報を参考にしながら採用試験に向けて余裕を持って準備を始めることがポイントです。


研究開発を主に担当する場合は高度なスキルが必要

製薬会社で新薬の研究開発を主に担当する薬剤師は、様々なジャンルの医薬品の効能や副作用について正しく判断しなければならない機会が多く、仕事上で高度なスキルが必要となります。一方で、キャリアが豊富な人は、将来にわたり安定収入を得られるのはもちろんのこと、職場内で昇進や昇格のチャンスが多いといったメリットがあります。

そうした中、製薬会社の研究開発職として就職をしたい人は、早いうちからそれぞれの会社の中途採用の条件についてじっくりとチェックしたり、実際に職場内で成果を上げた人の体験談を参考にしたりすることがおすすめです。

また、会社ごとに求職者に求めるスキルの水準が異なるため、妥協をせずに勤務先の候補を見つけることが肝心です。


医薬品の営業担当者は新卒でも活躍しやすい

製薬会社に勤務する医薬品の営業担当者は、研究開発を専門とする職種と比べると給料が低くなりますが、薬剤師の資格を持つ人であれば、新卒でも活躍しやすいといった利点があります。また、製薬会社によっては医療関係の国家資格を持つ人を対象に高額な資格手当を支給したり、他のスタッフよりも昇進や昇格などのシーンで優遇をしたりしているところもあるため、積極的に自分の力を正しく評価してくれる会社を探すことがおすすめです。

なお、医薬品の営業担当者は病院や調剤薬局、老人ホームなど日々の業務の中で様々な顧客のもとを訪問する機会が多いため、入社後に一通りのビジネスマナーや対人コミュニケーションを学べる会社を選ぶのも良いでしょう。


大学病院や国立病院の経験者は様々な点で有利になる

製薬会社においては、国内外の大学病院や国立病院に勤務をしたことがあるスタッフを給料や福利厚生、休暇制度などの面で手厚くサポートをしているところが多く見られます。そのため、実務経験に自信がある人は、個々のスタッフへのサポートの内容に注目をして勤務先を決めるという方法もあります。