派遣薬剤師の全て

どんな役割を担っているのか知ろう

2020年07月30日

薬剤師は人々の健康を守るためのお薬を調剤するやりがいのある仕事で、この職業にあこがれているという人も多いといえます。この仕事に就いたときには調剤や服薬指導、そして薬販売という3つの業務内容に主に携わることになるでしょう。そこで、この仕事に就いたときに主に携わると考えられるこれらの業務内容について、より具体的にご紹介してみたいと思います。


患者さんのお薬を調剤する仕事がある

薬剤師の仕事は調剤や服薬指導、薬販売という業務内容が主にあり、中でも調剤はこの仕事といえばお薬を用意するというイメージがある人も多いでしょう。調剤は医師の処方箋に基づくお薬を調合する業務内容で、調剤業務では医師が指示したお薬を調合したり、用意したりします。

さらに、この仕事は医師の示す処方箋の内容がその患者に合っているのかということや他の薬との飲みあわせなどで、リスクがないかどうかなども確認する仕事でもあります。このようなシステムは医薬分業という考え方に基づいていて、薬剤をそれぞれの立場で確認をすることで医療ミスを未然に防ぐという意味があるのです。

また、医師と薬剤師のそれぞれが薬剤チェックを行う体制を設けることで、患者さんによってより適切なお薬を提供することができると考えられています。


服薬に関する指導やアドバイスも行っている

この仕事では患者さんにお薬を出す際に服薬指導を行うといった業務もあり、患者さんに出すお薬をどのように飲むのかを伝える役割もあります。例えば、一日3回毎食後に飲むといった見方を伝えるとともに、飲む時の注意点なども伝えたり、お薬の飲み方に関するアドバイスや患者さんからの質問への対応などもおこないます。


お薬の販売の際に飲み合わせチェックも行う

薬局では患者さんにお薬を販売する仕事もなされており、その際、お薬手帳を提供しており、そのお薬手帳に患者さんのお薬に関する記録を残します。お薬手帳は他の薬局などで調剤されたお薬を患者さんが飲んでいるときに飲み合わせをチェックして、飲み合わせについては大丈夫かどうかをチェックするなどで用いられています。

一つの薬局で出されるお薬であれば問題がないことでも、複数の薬局で販売されたお薬も飲む場合には、健康リスクなどの懸念点も生じてくることがあります。相性がよくないお薬同士を飲むことは、患者さんの健康リスクになりますので、薬局などで販売の際にはこうした点もチェックされているのです。

このように患者さんがお薬を安全に使用できる窯でチェックすることがお薬を販売する際のこの仕事の役割です