派遣薬剤師の全て

資格取得後のキャリアプランを考える

2020年10月21日

国家試験に合格すれば、晴れて薬剤師として活躍することができます。何かと国家試験に合格し、資格を取得することがゴールと考えられがちですが、この仕事においても様々なキャリアプランを考えて仕事選べるようになっています。


安定的に働く道を模索するということ

一度国家試験に合格してしまえば、その資格を使って一生専門の仕事を続けられるというのが、この仕事の強みかもしれません。そのため、安定志向の人がこの仕事を選ぶ傾向が強く見られます。

一般的には、6年制の大学を卒業後、国家試験に合格し、後は就職した先で長く仕事を続けるという人が多いです。また、特に女性に多いのが出産を機に退職をするケースです。それでも、資格を有しているため、いつでも復職できるという側面が強みだと言えます。

一度、第一線から退いた後でも、また、条件が整い次第、第一線に復帰することもこの職種では珍しいことではなく、容易であると言われています。さらに、給与も高水準で安定していることから、年齢を重ねても働き続けられます。


人生設計に合わせた働き方を見つける

人生設計にそれほど左右されず、キャリアを重ねていくことができるのも、薬剤師という専門職の強みであると言えるかもしれません。例えば、製薬会社で働いていて、事情があってその働き方を続けることができないときでも、他にも職場は容易に見つけることが可能です。

ドラッグストアや調剤薬局は数も多く、全国に点在しています。家族の転勤に合わせて職場を変わるというのも、容易です。また、職場を変わったとしても、著しく給与が下がるということもこの職種では考えにくいことです。

高い給与水準が維持されていることから、安定した生活を約束してくれる仕事です。また、求人数がとても多いことから、仕事がなくて困るということも無いのです。


将来的な独立を目指すキャリアプラン

ドラッグストアや調剤薬局の場合、キャリアプランとして経営側になることも考えられます。実際、薬剤師の資格を有する人が、大学院でMBAを取得して薬局の経営を始めるということも珍しいことではありません。

現場で働いた経験を生かして、調剤薬局をはじめたり、ドラッグストアの経営陣として参入するケースも枚挙にいとまがないです。労働者として安定して仕事を続けることに加えて、経営者になるということも、その先にあるキャリアプランとして考えることができるのです。