病院の近くなどには必ずいってよいほど薬局があります。病院で診察を受けて、その場で薬がもらえることもありますが大半の場合は薬局などに処方箋を持っていくことになります。その薬局で主に働いている人たちが薬剤師さんです。
まず業務としてメインとなるのは調剤業務です。これは医師から処方された処方箋を元にして薬の調剤を行っていく業務であり、多くの人がイメージする仕事であるといえるでしょう。医薬品の調合もそうですがその処方内容が適切かどうかと言う処方監査を行うことにもなります。
間違って処方されている可能性がゼロではないわけですから、ここでのチェックというのは医療事故を防ぐという点においての最終ラインともいえる部分になるので、とても重要になります。
複数の薬が処方されている時などには、相互作用なんかに関してもチェックを怠らないようにしているわけです。
もう一つ大事な業務としてあるのが薬歴管理となります。これは患者に対して適切な服薬管理指導を行う事においてとても重要なので薬局に義務付けられていることになります。薬歴管理というのは名前のとおり、現在の薬の利用に関する状況とか過去にどのような副作用があったのか、起こしていないかどうかといったような薬に関する履歴というのをチェックするということです。
もちろん新しく処方されている薬があると言うのであればそれらを入力管理して、この人がどんな薬を利用した履歴があるのかということを記録しておくわけです。ちなみに薬歴の保存期間は3年間となっています。
遅くまで働くような仕事というわけではないのが薬剤師の利点でもあります。調剤薬局の正社員の勤務時間というのは、おおよそ9時から18時までくらいが多いです。深夜までやっている所というのはほぼないでしょう。病院があってこその薬局という側面もありますので周りの病院に営業時間を合わせるということは多いですが、だからこそ深夜はないというようなところが大きなポイントと言えます。
こういう時間帯の仕事なのでパートで働いている人というのも多いです。別に絶対に正規雇用で後はなければならないというような職種でもないので、実に働きやすい職種であるといえるでしょう。自分のライフスタイルに合わせて求人に応募することにしましょう。