テクノロジー開発により、人々の生活は進化し続けています。そのことに着目し、今後の新しい薬の処方の仕方について、改めて考えて見る必要があります。テクノロジーを駆使することによって、新しい方法が見いだされているからです。
今後、薬のあり方に関しては、ますますコンビニエンスストアの役割が重要になってくることが予想されます。すでに都市部では始まっていますが、薬剤師をコンビニエンスストアに常駐させることにより、薬局やドラッグストアと同等の役割を担うことになるでしょう。
薬の処方に関しては、専門家の指導を受けて処方される必要があります。そのため、その手続きに関しては、コンビニエンスストアの店員が行うことは許可されていません。そこで、専門家を常駐させることで、全国どこでもコンビニエンスストアがあるところで薬を購入することができるように変わっていきます。
必要に応じて専門家が服薬指導を行ったり、薬の処方を行うことによりいつでも好きなところで購入することが可能になります。これは、北海道のような広大な地域でもコンビニエンスストアさえあれば薬が購入できるようになります。
そのため、病院や調剤薬局でなくても薬を入手することができるようになります。
ネットワーク通信を活用することで、対面をしなくても薬の処方が可能です。様々なことに関してリモート化が進められていますが、薬の処方についてもリモート化の実現が待たれています。体調が優れない場合、わざわざ足を運んで調剤薬局や病院へ行くということがままならないということもあります。
また、高齢者の場合には、外出せずに薬を受け取ることができれば、いつでも好きな時に利用することが可能になります。そうした要望もあって、薬剤師がネットワークを通じて薬を処方する未来がすぐ近くまで来ています。
では、リモート化によって処方された薬はどうやって自宅まで届けられるのでしょうか。近頃は自宅に食べ物や飲み物を配達するというサービスが普及していて、利用者も増加しています。そうしたサービスが、薬の配達の代行を担うことになります。
配達料を支払う必要が出てくるとはいえ、指定をすれば自宅だけでなく職場や施設などへの配達を依頼することができるようになるでしょう。