いつからか正社員という雇用形態の枠の外で活躍する人が増えました。それはより自由な雇用を求めた、いわゆるフリーターたちがそうであるように、さらに契約社員という手段をとる方も増えてきましたね。これはやはり少しでも仕事に柔軟さを求めた結果なのでしょう。
昔では到底考えも及ばなかったことですが、社会に出て仕事をするとき、正社員という雇用形態を選ばずに、あえてアルバイトやパートタイマーという立場を選ぶ人が、近年、ものすごい勢いで増えてきました。彼らは別に学生感覚でバイトをしているわけではありません。仕事はきちんとこなすし、将来のこともちゃんと考えています。なのにどうしていくつになってもアルバイターから抜け出さないのでしょうか。ここには彼ら独自の価値観や考え方があるようですね。ただし、正社員という立場は責任も重要になってくるという問題でもないようです。そこにはもっと大きな理由があるのかもしれません。一つには新卒者の就職難という事情もあるのではないでしょうか。。
今の時代、終身雇用という考えは古いものになりました。一度入った会社に、定年退職までずっといるというのは、昔ではあたりまえでしたが今は違います。本当に自分のやりたいことは何なのか、今の現状にけっして満足していない、そういう思いが転職という行動に行きつくのだと思いますね。多くの人は、ステップアップを望んでいるのでしょう。また、この考えとは別に、どうしても仕事が続けられないという事情を抱えたとき、一度退社をしてから時機を見て再び復帰するということもあります。出産を控えた女性たちがそうです。無事に出産を終えて仕事に復帰するとき、今は正社員にも戻れるシステムもありますが、そうではなく、派遣社員という手段をとる方も多いですね。。
以上のように仕事に復帰していく方は本当に多いのですが、中でも薬剤師のような職業は比較的に復帰しやすいと言えます。それは全体的にどうしても人材不足だという事情もあるからですね。この職業は本当に求められています。薬剤師が活躍する職場はたくさんあります。病院やクリニック、薬局やドラッグストア、官公庁や福祉施設、それに今は一般企業でもこの有資格者を求めています。特にこうした職場は東京や大阪などの大都市以外でも求められているのですね。そして、時代はさらに薬剤師を必要としています。雇用形態に関係なく、大々的に求人を出しているところが多いのも、この職業の利点だと言えるでしょう。。