派遣薬剤師の全て

ドラッグストアでの基本的な仕事

2021年04月15日

ドラッグストアは調剤薬局が併設されている店舗とそうでない店舗があります。併設されているかどうかで薬剤師が行う業務も変わってきます。また、調剤薬局の有無に関わらずどちらも日用品や生活雑貨の販売を行います。

調剤併設型かそうでないかでも異なってくる

最近は調剤薬局を併設したドラッグストアも登場しています。医療機関から処方された医薬品もドラッグストアで販売する商品も扱っています。店舗にもよりますが、調剤業務を行う薬剤師は品出しやレジ業務をほぼ行いません。

調剤薬局が併設されているなら他のスタッフが品出しやレジ業務などを行います。単独の店舗と比べるとより薬に関する専門的な業務に携われるでしょう。処方箋を元に渡す調剤業務、効果や副作用などを説明する服薬指導など薬剤師の資格を活かせます。

単独店舗では来店した利用者へ薬を説明したり、レジ業務・清掃・品出しなどを行います。市販の薬は気軽に購入できますが、どれを選べばいいか迷う人も多いです。そのため、知識に長けた剤師のサポートが重宝されます。それ以外の時間はドラッグストアの1店員として細かい業務を行います。病院・薬局では患者さんと関わりますが、ドラッグストアでは関わる客層がより広くなります。多くの人の健康をサポートできるやりがいの高い仕事です。

お店によって休日のとりやすさは変わります

ドラッグストアの勤務時間は店舗の営業時間とイコールです。一般的には10時から22時まで影響しています。営業時間が長い場合、早番と遅番でシフトが組まれています。個人的な事情で休む場合はヘルプ制度を活用できますが、事前に店舗に確認しましょう。

店舗での業務は忙しいですが残業はそれほど多くはありません。残業があっても1時間程度です。ただし、棚卸しを行う時期は残業が増える可能性があります。

収入面は良いが業務が多く忙しい

ドラッグストアは年収が高めなのがメリットです。病院や調剤薬局に比べて数十万円から100万円ほど高くなります。他の勤務形態でも高い傾向があるので、副業やアルバイトでも大きく稼ぐことが可能です。経営が安定しており、勤務時間が長いことが大きな理由です。

全国に展開しているドラッグストアも多く、店舗拡大の際は多くの求人を募集しています。待遇面や収入面では有利となります。必要とされるスタッフも多いので慢性的な人手不足を起こしやすいです。

フルタイムだけでなくパートや派遣求人なども豊富に募集されているのが特徴です。ドラッグストアは営業時間が長いため時間のゆとりは確保しづらいです。年中無休の店舗も多いので希望の休みがとりにくいかもしれません。ドラッグストアは医療施設ではないので商品陳列・レジ打ち・接客などの仕事も覚えないといけません。他の職場への転職を考えている場合、薬について知識は自分で学ぶ必要があります。