派遣薬剤師の全て

薬のみならず様々な知識を増やす

2021年07月01日

薬剤師にとって、新たなフィールドやスキルも求められているようです。グローバル化していくことも予想されているため、アメリカ英語ができること、さらに著書のために翻訳のスキルなども活かせるといいます。もちろん、続々と新薬が創られるので、そうした情報収集は定期的に行う必要になるでしょう。

体調管理は自分たちでも行うべき

保険医療が定着しているため、医療費の自己負担も少ない日本においては、多くの高齢者が病院を何度も受診しているといいます。しかも、薬をもらうだけのケースもあります。その結果、病院の待合室や病院前調剤薬局の待合室は常に満員状態です。

薬をもらうだけにしても、受診する必要もあります。患者さんの体調をチェックすることは医師にとって診断結果が間違いではない、そうした誤診を防ぐ意味になるからです。「どうですか」という問いかけに対して、「だいぶ善くなりました」と言えるか、「あまり善くありません」と言うのでは、異なる薬を処方したり、新たに薬を加えたり、除外したりする必要があるからです。

病気には治療が必要になりますが、それ以前に患者さんには自身の健康管理を考えてもらいたい、そうした声が医療従事者から聞かれています。

漢方の知識を深めて資格とする者

健康管理というからには、副作用の少ない医薬部外品に頼ることになるでしょう。ですから、薬剤のプロの中には漢方薬について勉強をする者もいます。わざわざ、中国などに研修に行くことがあったり、材料を集めに行くケースもあります。

漢方に関する資格というものも沢山ありますし、近年では漢方薬局という専門店もOPENしています。また、女性から頼りにされているのがアロマセラピーという療法です。精油だけでもバリエーション豊富で、知識を深める薬剤師も少なくありません。

先にあげたように、保険でまかなえるお薬によって、経済的問題を医療機関側が強いられています。そのため、提供する薬に変遷が期待されています。副作用が少なく、なおかつ、未病に効果が謳われている、そうした療法が最近では求められています。

香りを調合するというスキルを身につける

調合するスキルとしてアロマ(精油)も似たりよったりの内容です。患者さんの悩み別に、薬を調合するように香りを調合します。薬剤にもちいられる材料から創り出されることもあり、知識を深めやすいとも好評です。

ヨーロッパなどでは医師の監督のもと精油を薬のように飲用して医療に役立てる場合もあるといいます。日本ではうがい水までに留めているようですが、そうした知識を深める薬剤求人が増えているといわれています。