派遣薬剤師の全て

プレッシャーなど人材不足から招く内容

2021年08月25日

業務をラクにするためには知識をつけるために日々の勉強が大事だといわれるのが薬剤師です。新型ウイルスの影響により、医師や看護師はお昼休みさえままならず、残業が多く、勉強する時間が取れない日々を過ごしていますが、同じく業務を大変だと口にするのは、副作用(副反応)の心配を懸念する薬剤のスタッフたちです。

プレッシャーを感じてしまう職種

ドラッグストアや調剤薬局など、勤務先は様々に展開されており、また、在籍するスタッフの数によってシフト状況も一変、人手不足の問題も解決はしておらず、患者さんの対応を社会人一年目からすることにプレッシャーを感じてしまうスタッフも数多くいます。

薬剤の有資格者のこうした不満の声は案外、一般人(患者さん)の耳には入ってきません。それは、信頼関係や不安要素に関わる問題になるからです。頼れるはずの医療人から弱音が聞こえてくるのは、不安で仕方ないでしょうが、実際には緊急事態に対応できなくなるほど人材育成がままならない状況にあることも知っておきましょう。

人材不足はまだまだ解決していない

調剤薬局を希望する薬剤スタッフは増加傾向ですが、薬局の開店前から患者さんが待っている時期もあります。いわゆる流行病のときです。インフルエンザや花粉症、熱中症や食中毒など、比較的、夏と冬に患者さんが増える傾向にあります。

しかし、患者さんが多くなっても薬局そのものはコンパクト、小規模で運営しています。事務1人、薬剤師1人といった薬局も少なくありません。そうした場合には、急かされながら1人で調剤・投薬をするのでしょうが、患者さんは人任せなためにクレームまで口にするようで、その対応まで担うとなるなら、忙しさで二足のわらじを履くことができなくなります。

こうした流行病のときにだけは、人員を増やすことをお願いしたい切なる声も聞かれています。

求められているスキルを身につける

セルフチェックしかできないことからも、薬剤のプロに求められるのは、1人でもスピード感と正確さだといいます。数をこなすしかないため、処方箋枚数にこだわる新人も少なからずいるようです。

また、薬を調剤して、投薬するだけでなく、薬についてパソコンを操作するため、パソコンスキルも必要になります。また、コミュケーションスキルは絶対条件で、患者さんと他愛もない話しをしているようで、実際には薬との相性などを確認しています。

飲む量に問題があってはならず、特に小さなお子さんには注意深く話を聞くようにしているといいます。その場で薬を用意することもあり、粉や水薬の場合には混ぜ方も指導して、服用してからはその場で暫く様子を見ることもあります。