派遣薬剤師の全て

学歴が高い人はどういった現場が向いているのか

2021年09月19日

学歴が高い薬剤師は、調剤薬局の研究所や大学病院の病棟、調剤薬局の管理者など様々な現場で力を発揮することが期待されています。特に、国内外で長期にわたるキャリアを持つ人は、転職をする際にも有利に給料の交渉ができることもあるため、妥協することなく自分を評価してくれる職場を見つけることが肝心です。

製薬会社の研究所は博士号の取得者におすすめ

製薬会社の研究所において医薬品の研究や調査などに携わりたい場合には、医療現場で経験を積むだけでなく学位の取得が必要となることがあります。一般的に、国内外の有名大学の薬学研究科で博士号を取得した人は、大手の製薬会社の間で貴重な人材として扱われることがあり、定年まで恵まれた条件で働き続けることも可能です。

そのため、学位を無駄にしたくない人は、高学歴の求職者の採用に力を入れている製薬会社の求人票をチェックしたり、過去に行われた採用試験の結果に目を通したりするのがおすすめです。また、製薬会社の研究所で実際に担当する業務内容について知っておきたい人は、就職説明会やセミナー、職場見学会などのチェックを利用して担当者とコンタクトを取ると良いでしょう。

大学病院の病棟はスキルを磨きたい人にぴったり

大学病院の病棟に勤務する薬剤師は、医師や看護師と同じように夜間や朝方に患者のケアに携わることがあり、人によっては体力や精神面の負担が大きくなることもあります。一方で、日々の仕事を通じて様々な業務を担当でき、知らず知らずのうちに専門スキルを磨けるといったメリットがあります。

また、大学院を修了してから大学病院の病棟に就職をする場合には、他のスタッフよりも基本給が高くなったり、色々な手当が支給されたりすることもあるため、余裕を持って職場選びを開始するのがおすすめです。その他、大学病院の病棟で働く場合に求められるスキルや経験について理解を深めるうえで、求職者向けのイベントに積極的に顔を出すことが大事です。

調剤薬局の管理者を目指すこともできる

学歴が高く優秀な経歴を持つ人は、各地域にある調剤薬局内で管理者を務められるケースも多く、安定した収入を得たい人にとって大きな魅力があります。また、管理者になるためには医薬品に関する知識や調剤のスキルだけでなく、スタッフのマネジメントや教育を担当する機会も多くなるため、日ごろから様々な面でスキルアップを図ることが重要です。