派遣薬剤師の全て

薬局と医療施設が連携することの重要性

2023年01月08日

薬局に勤務している薬剤師が協力して働くことが多いのは、医療施設で働いている職員です。薬局と医療施設のスタッフが連携して働くことにより、医薬品を使用した治療が安全にできます。ここでは、このような薬局と医療施設の連携について解説します。

薬局と医療施設における患者の情報の共有

薬局に勤めている薬剤師と医療施設が連携することには多くのメリットがあります。医療施設と薬局が患者に関する情報を共有できることも、こうしたメリットの一つです。薬物を使用した治療は医薬品の適正な使用が不可欠であるため、このような情報を薬局と医療施設が連携して共有することは非常に重要です。

医療施設と薬局が、患者が服用する医薬品に関する情報を共有することにより、患者が安全に医薬品を使用できるだけでなく治療を効果的に進めることも可能です。医薬品に関する情報を共有することにより、情報に基づいて具体的な処置をすることもできます。

薬局から医療施設におこなわれる疑義照会

薬局で働く薬剤師が医療施設と連携する時におこなわれることが多いのは疑義照会です。疑義照会とは、不明な点がある場合に医師などに問い合わせをすることです。

医療機関への疑義照会はさまざまな方法によりおこなうことができます。一般的な疑義照会の方法の一つは電話による問い合わせです。電話で疑義照会をすることのメリットは、問い合わせをしたい相手と直接口頭で話ができることです。

口で話した方がスムーズに説明できることも多いので、多くの薬局でおこなわれています。医療施設への疑義照会は電子メールを使用しておこなうこともできます。こうした方法で疑義照会をすることのメリットは、問い合わせをしたい相手が忙しくて電話に出ることができない場合でも、相手に疑義照会ができることです。

メールを受け取った相手は時間が空いた時に相手に返事を送れば良いので、問い合わせに対応しやすくなっています。

医療施設で問い合わせをする部署

医療施設へ問い合わせをする場合には、適切な部署に問い合わせをすることが必要です。問い合わせの内容に合った部署に疑義照会をしたことが、医療施設の職員も問い合わせに回答しやすくなります。

処方に関することを医療施設に疑義照会したい場合には、まず医療施設で医薬品のことを取り扱っている部署に問い合わせをするのが最適な方法です。相談の内容によっては、他の部署の方が良いこともあります。