薬に関しては、一般の方は知識や情報は持っていません。だからこそ大学の薬学部を卒業した薬剤師の必要性があります。専門家のスキルに頼ることなく薬を利用することは、地図やコンパスを持たずに山奥に入っていくようなものです。
登山家は山登りに長けています。しかし、その山登りに長けている経験豊富な登山家であっても、地図やコンパスなどのツールを持たずに山に登っていくことは危険です。また、未知の領域に足を踏み入れる時には、その土地に詳しい人に話を聞く事が必要ですし、その土地の情報を収拾してから山に登っていくでしょう。
医療に関しても同じです。いくら健康に自信のある人でも、医療に詳しくないうちは自分一人の力で病やケガを治すことはできませんし、扱ったことのない薬を扱うことはできません。知識がない状態で医療にかかわることは危険ですから、医療に関しては医師や薬剤師のスキルを活用しなければいけないということです。
医師は病院に行けば会うことができますが、順番を待ったり、限られた時間の中で話を聞くしかありません。そこで他の医療従事者を頼ることが必要であるという事です。保健師や薬剤の専門担当者など、他の医療機関に行けば国家資格を有している医療従事者に会うことができます。
我々一般の人は、医療知識は乏しいです。薬に関する知識もあまりありません。しかし、今の日本社会で生きる以上、医療の力を使わずに健康を維持することは難しいです。そこで、薬剤の専門家を頼ることで解決できることを知るべきという事です。
薬剤の専門家に頼ることで、自分自身が薬剤や医療のスキルがなくても、有用性の高い薬を活用することができます。薬局に行けば大量の薬が置かれています。その中のどれが自分の身体、症状に合っているかは、専門家でなければ分かりません。
ワインのことはソムリエに聞くように、薬のことは薬剤担当者に聞きましょう。
薬局やドラッグストアは、ただ薬が置いてある医療機関ではありません。お金を出せば市販の薬は何でも購入できますし、病院で処方箋をもらっていれば、その処方箋の用紙に書かれた薬を購入することができます。ただ、薬を受け取りながらも、その薬についての知識を持っている必要はないのです。
それは薬剤師という存在がいるおかげだということです薬剤の知識を持っている方が薬局にいてくれるから、我々一般の人は安心して薬を買うことができますし、体に入れることができるということです。