派遣薬剤師の全て

新人薬剤師はどんな事を悩んでいるのか

2023年06月12日

どんな職業に就いたとしても、特に新人時代は学生時代と大きく環境も変わりますし色々仕事で覚える事もある為、悩みを抱える事が多いです。では新人の薬剤師はどういう悩みを抱えているのか詳しく見ていきましょう。

職場の人間と上手くコミュニケーションが取れない

職場で年上の同僚とコミュニケーションが上手く取れずに悩んでいる新人は多いです。学生時代に接する友人というと、同じ年かせいぜい数個上か下位なので、ジェネレーションギャップもほとんどありませんし、興味のある事も近かったりする為コミュニケーションは取りやすいです。

しかし社会人になると、いきなり何十歳も年の離れた人と話さなければならず、何を話したらよいか分からなくて困ってしまうという人も少なくありません。加えて職場の種類も病院やクリニックに薬局等色々とあり、話す相手も医師や看護師に患者と幅広いです。

当然年齢もバラバラです。しかし医療業界の場合、きちんとコミュニケーションを取らなければ医療ミスが起こり患者の体に大きな影響を与えかねないので、苦手といって逃げる訳にもいかずどうしたら良いか分からないで困っている新人は少なくありません。そういう時は同僚の先輩が積極的に声をかけてあげ、新人が話しやすい環境を整えてあげる事が重要です。

自分の知識と経験のなさに自信を失い悩む

大学で薬学の専門教育を受け、国家試験に合格し資格を取って社会人となった新人はやる気と自信を持って職場に向かいます。しかし実際に現場では大学の座学や実習で習った事では足らなかったり役に立たなかったりして自分の知識と経験のなさに自信を失ってしまう新人も少なくありません。

こういう時は同僚の先輩が、新人の時は思いっきり失敗をして、反省をしてそれを次に生かすという事を教えてあげましょう。そして自分自身でより役に立つ知識を身につけ、経験を積むという事が大切とアドバイスしてあげると良いです。

これからどういうキャリアを積んでいけばよいか悩む

薬剤師の働く場と言うと病院やクリニックに調剤薬局、さらにはドラッグストアや大学に企業の研究員等実に様々です。それ故、新人は大学時代に共に学んだ友人とお互いの仕事の話をした時に、相手が別の職場で働いて楽しそうにしていると、「自分はこのままで良いのか」とか「今の職場でずっと働くべきか」等これからどういうキャリアを積むべきか将来について悩む事が多いです。

しかもこうした悩みは職場の同僚に相談出来ない為、モヤモヤした感じで働く事になってしまいます。そこで同僚の先輩は新人が何か悩んでいそうな場合は、悩みを聞いてあげましょう。そしてキャリアについて悩んでいたら「まだ新人だから焦る事無くゆっくり考えれば良い」とすぐに結論を出さずに何年かかけて結論を出せば良いと促してあげると良いです。