他の学部とは違い薬学部に入学すると、サークル活動やアルバイトよりも単位の取得と薬剤師の国家試験合格を第一に考える大学生活になります。その代わり、国家試験に合格すれば一生の仕事に出来る資格を取得出来るため、六年間の学生生活を勉強メインにする価値があると言えるでしょう。
医療系の国家資格を目指す学部は実習があるのが特徴ですが、薬学部も例外ではなく医療現場での実習が必須となっています。実際の病院で実習を行う前に大学内の施設でシミュレーションを行えるところも増えており、必要最低限となる知識を身につけてから病院実習に行けるため安心です。
大学病院が付属している場合にはそこで実習をするケースもありますが、薬学部の生徒全員を受け入れる規模ではないため、基本的には一つの大学から様々な病院に実習へと向かうことになります。就職先としての候補にあがりやすい調剤薬局での実習も欠かせないもので、自分が調剤薬局の仕事に向いているか否かを知ることが出来るため好評です。
国家試験に合格した後はそのまま実習先だった調剤薬局に就職するケースもあり、就職活動にもつながるため重要な実習だと言えるでしょう。
大学生の実習だからといって髪色を派手な状態にしたり清潔感を損なうようなファッションは医療現場に合わないため注意が必要です。学生にとっては実習先であっても、病院や調剤薬局に通う患者さんからすると実習生も職員と同じ目で見られます。
男女問わず髪の毛の色は病院や調剤薬局で浮かない黒髪か、染めたとしても黒に近いこげ茶色にしておいた方が見た目の清潔感を損なわずに済みます。女子生徒の場合は長すぎる髪は適度な長さに切り、束ねて邪魔にならないようにするなど配慮しましょう。
実習先の病院にもよりますがピアスは原則禁止としているところがほとんどで、メイクもナチュラルを心がけると清潔感が出ます。
大学に報告として実習後にレポートを提出するようになっており成績につながるため、あらかじめ実習中にメモなどで気がついたらことを書き留めておくと実習内容について忘れることが減り便利です。
日誌に関しては日にちが欠けてしまうと成り立たなくなってしまうため、仕事内容や感じたことなどを要領よくまとめるようにすると毎日の日誌が欠けることなく続けられます。