派遣薬剤師の全て

薬剤師の平均年収について広く紹介

2023年10月16日

薬剤師の平均年収がどのくらいなのか関心がある人はいるのではないでしょうか。この記事では、その金額だけでなく、性別、年齢、働き方による平均年収の違いや、給料アップのいくつかの方法についても広く解説していきます。

性別や年齢によって受け取っている平均年収は異なる

平均年収は、583万4000円となっています。これは厚生労働省が毎年発表している「賃金構造基本統計調査」のデータに基づいたものです。しかしながら、性別や年齢によってばらつきがあります。

たとえば、男性と女性とでは受け取っている年収に違いがあるのです。男性の方が女性よりもおよそ100万円程度高いです。これは、女性の場合は産休・育休休暇など働き方やキャリアアップの形成の違いの影響が大きいからでしょう。

また、年齢別で見てみても違いがあります。たとえば、25歳から29歳の平均年収は464.9万円ですが、55歳から59歳の平均年収は717.4万円です。ちなみに、他の医療従事者と比べると、この金額はやや高いと言えるかもしれません。

医師や歯科医師の平均年収は800万円から1400万円ですが、看護師は508.1万円であり、臨床検査技師は508.9万円となっていて、いずれも約80万円ほど低いです。さらに、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士の場合は430万円です。このように見てくると、医療従事者の中でも平均年収が高い仕事と言えるでしょう。

働き方の違いによって平均年収に違いが出る

働き方によって平均年収は変わります。正社員として雇用されている場合には、平均年収は583.4万円です。しかしながら、アルバイトやパートといった非正規雇用の場合は、その平均年収は287.1万円です。

おおよそ300万円近くも差があります。これはそもそも働く時間が正社員に比べて少ないことや、非正規雇用の場合は賞与がないことが主な原因です。高い年収を求める人は正規雇用での働き方がおすすめです。

平均年収を上げる方法はいくつかある

平均年収を上げる方法の代表的なものとしては、昇進が挙げられます。管理職に昇進することで基本給のアップや役職手当の付与などによって年収が上がります。また、資格を取得することで資格手当を得ることも給料アップの方法の1つです。

他には、製薬会社の企業薬剤師を目指すことで給料アップを大幅に上げる選択肢もあります。この道はかなり狭き門なので、倍率が非常に高いですが、その分だけ他の働き方に比べて大きな年収アップを期待することができます。