高校や大学を出たら就職するというのが一般的ですが、普通のサラリーマンになるのと、専門職に就くのではどのような差があるのでしょうか。ここでは「サラリーマン」と「薬剤師」の二つを比較してみたいと思います。
昔は中学を出たら就職する人もたくさんいました。それくらい人手不足の会社も多く、中卒でもよいから人材の確保をしたい会社が多かったからです。高度成長期ではそのようなことも可能でした。ところが令和の現在では、高校位出ていなければ就職にありつけることもできません。
そんな時代ですがサラリーマンというのは会社員の事を指しますが、会社員はそんな現代でも中学卒でもなろうと思えばなれます。ですが専門職の場合には、高校を出て専門学校に入るなりして、手に職をつけなければなることもできません。
サラリーマンの生涯賃金は昔は3億円程度といわれている時代もありましたが、現代では平均2億円くらいともいわれます。手に職をつければそれなりの給料をもらえますが、高齢化社会著しい日本では、医療系の分野が引く手あまたでもあるといわれます。
医者や看護師などがそれにあたりますが、薬剤師とサラリーマンを比較してみると、どうなるでしょうか。サラリーマンよりも生涯賃金は上ですが、大学を卒業してさらに国家試験に合格し、さらに就職活動をしなければならないために、成るのは並大抵のことではありません。
ですが、将来は独立して自分の薬局を持ちたいなどという「独立精神」の高い人にとっては、好い国家資格ではないでしょうか。独立をすればサラリーマンとは比較できないくらいの高年収を得られる可能性もあります。もちろん自分の開いた薬局が事業を拡げて、たくさんの人に指示されて成功すればの話です。
サラリーマンは会社に雇われているだけなので、いつリストラされるかわかりません。サラリーマンはコントロールされる側の人間であり、決してする側ではありません。ですから一国一城を目指す人が多いのかもしれません。
国家資格を取得すれば、安定性が増します。さらにその資格を生かして、しばらく従業員として修業をして、独立するという方法もあります。医療系の分野の資格であれば、車の免許取得と同じくらいに長く役に立つ資格になることでしょう。
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