派遣薬剤師の全て

医療施設で働く場合に担当する職務

2022年01月16日

薬剤師は働く職場により担当する職務が変わることがあります。医療施設で働いている人も多いですが、医療施設で働いている人だけが担当する職務もあります。ここでは、こうした医療施設での職務についてご紹介します。

医療施設でおこなわれている調剤の仕事

医療施設で働いている薬剤師は、さまざまな種類の職務に従事しています。他の種類の職場と同じように、調剤も医療施設で働く人の主要な職務です。医療施設における調剤の仕事の特徴は、調剤をする相手が異なる2つの種類の仕事があることです。

その中の一つが外来の患者に対する調剤です。自宅などから病院に通院している患者のために調剤をおこないます。もう一つのものは、病院に入院している患者に対しておこなう調剤です。病院に入院している患者も薬の服用が必要になる場合があることから、調剤をおこなっています。

この2つの仕事はどちらも重要で、規模の小さな医療施設の場合には1人の人が両方の仕事を担当している場合もあります。通院患者も入院患者も非常に多い規模の大きな病院の場合には、複数の人が担当を決めて別個に仕事をしている場合もあります。

医薬品の情報を取り扱うための仕事

医療施設で働いている人は、医薬品の情報を取り扱う業務をすることもあります。病院で使用している医薬品に関する詳しい知識を持っている人が必要であるため、こうした仕事を担当している人がいます。

この仕事を担当している人がおこなっているのは、医療機関で取り扱っている医薬品の情報を集めることです。必要がある場合には、医薬品を販売している会社に問い合わせをすることもあります。使用している医薬品の副作用に関する情報を集めることも、こうした仕事をしている人の重要な役割です。

医薬品の副作用は実際に実用化されてから発見されることもあるので、副作用の情報を集めることは医薬品を安全に使用するために重要なことです。医薬品に関する情報を集めるだけでなく、集めた情報を他の人に提供することもこの仕事をしている人の役割です。

入院している患者と面談をする仕事

医療施設で働いている薬剤師は、病院に入院している患者と面談をすることもあります。こうした仕事が必要なのは、薬を調剤するうえで必要な情報を入手するためです。

患者が自分で購入した市販の薬のことなどについて、話を聞いています。使用している健康食品の情報を聞くこともあり、アレルギーのことも聞いておく必要があります。