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賦形をするために使うことができる賦形剤

2024年03月15日

薬剤師は粉薬などを調剤する時に賦形という作業をすることができます。賦形には賦形剤という材料が使われていて、散剤を賦形することにより、患者にも多くのメリットがあります。ここでは、調剤でもおこなわれるこのような賦形について解説します。

調剤で粉薬を賦形をするメリット

粉薬を調剤する時に薬剤師が賦形をすることがあるのは、薬を成型することができるからです。粉薬はそのままでは飲みにくい場合もあるので、賦形剤を使用して成型をすることにより飲みやすくすることができます。

賦形剤は薬の量を増やす目的でおこなわれることもあります。粉薬の中には一回に服用する量が非常に少ないものもあるので、このような薬もそのままの量だと飲みづらいので、量を増やして粉薬を飲みやすくしています。粉薬の濃度を低くするために賦形剤が使われることもあり、服用する患者に合わせて調剤で賦形の作業がおこなわれています。

賦形剤として使うことができる物質の条件

薬剤師は調剤の時に粉薬を賦形する場合には、使用する賦形剤の種類にも注意しています。どのような物質であっても賦形のために使用できるわけではなく、特定の条件を満たしている物質だけが賦形剤を作るために使用できます。

賦形剤の材料に使うことができる素材が持っていなければいけない特徴の一つは、粉薬の有効成分に影響を与えないことです。賦形剤は大量に加えられることも多いので、有効成分に強い影響を与える物質を賦形剤に使用してしまうと、粉薬の効果が弱まってしまうことがあります。

粉薬を賦形するために使用する素材は、有効成分としっかりと混ぜることができるという特徴を持っていることも必要です。賦形剤と有効成分が混ざり合わないと完成した薬の一分の部分だけに有効成分が固まってしまうことがあるので、均一に混ぜることができる物質が賦形剤として使われています。

賦形剤に使われる薬が飲みにくくならない物質

賦形剤に使われる物質に必要となるもう一つの条件は、賦形をしても薬が飲みにくくならないことです。このような条件を満たすことができない物質として賦形のために使用できないので、味に特徴がある物質です。

味に強い苦みがある物質などは賦形剤として使用すると薬に苦みが加わるので、患者が飲みにくくなることがあります。何も味がついていない物質や甘みのある物質などが賦形剤としてよく使われています。