派遣薬剤師の全て

薬の専門家はどんな所でどんな仕事をしているのか

2022年02月19日

薬剤師は病院内の薬局や、病院近くにある薬局にいることが多いものです。その仕事内容は医師の指示や処方箋を受け、患者様一人一人に合わせたお薬を調合したり、用意したりすることが主な仕事です。必要があればお薬の説明も行います。

薬の専門家の活躍する領域はどこになるか

活躍する仕事の場の大半は、病院内か薬局であり、ほとんどの人はそこで見かけているのではないでしょうか。しかし、それ以外にも活躍する場があり、あまり知られていませんが、薬剤師が製薬会社に常駐していたり、役所等の行政機関の保健所に勤めていることもあり、多岐に渡ります。

また、少し特殊なケースではありますが、学校に常駐していることもある他、災害時に派遣され、被災地の支援に当たったりすることもあります。その専門性から確かに患者さんにお薬を渡す役割がありますが、実際に処方する薬を決定するのは医師であるため、薬の変更を希望する場合には主治医とよく話し合う必要があります。

薬の専門家の具体的なお仕事とは何か

薬の専門家の主なお仕事はお薬の調剤ですが、必要に応じてお薬の使用における注意点や使用方法の説明を行う他、困り事をうかがったりもします。その他にもお薬の在庫管理や品質管理等も行ったり、お薬手帳の説明等も行っています。

飲み忘れ等により余ったお薬の回収等も担ったりもしています。近年では新型コロナウイルスの流行により、その治療薬やワクチン等、時代に合わせたお薬についての知識や共有を行ったりもしています。服薬コンプライアンスやアドヒアランス向上も行っていますが、時にはお薬の副作用等のデメリットについての説明行ったりもします。

薬のメリット、デメリットも含め、納得した形でお薬を服用していただくのも、専門分野の仕事と言えるでしょう。

薬の専門家にはどのようにしたらなれるのか

危険な薬品や、使用が難しいお薬を扱うことから高い専門性を求められ、通常は大学の薬学部で6年間の薬剤師養成課程を修了する必要があります。その後、国家試験を受けて、晴れてなることができます。

その6年間のうち、学部を4年間経た後に大学院に進学し、大学院で2年間の専門教育を含めて6年間とすることも多いようです。そのため、もし、学部の4年で進路変更を考えた場合はそこで進路を変更し、別の分野に進むということも可能です。

学費等も考えて進路を決めてみても良いかもしれません。