派遣薬剤師の全て

把握しておかなければいけない副作用の種類

2024年05月21日

副作用は医師が処方する薬剤でのみ起こり得ることではありません。一般的な薬局で販売されている市販薬でも、副作用は起こり得ます。つまり副作用の全くない薬は存在しないと考えておかなければいけないということです。薬剤師としては、起こり得る副作用の種類を頭に入れておく必要があります。

薬本来の作用である薬理学的作用が原因になる副作用

用法用量を守ってこそ、本来の効果が期待できるのが医薬品です。決められた量より少なければ全く効果が出ない場合がありますし、多すぎると効果が出過ぎることもあります。特に深刻な事態を招くリスクが高いのが、多く摂取しすぎた場合の副作用です。

薬を代謝する能力は人によって違いがあります。年齢や体格によって生じる違いや、腎臓や肝臓などの内臓機能からくる違いもあります。一般的な用法用量を守って使用しても、結果として過剰接種になってしまう場合があり、その際にも起こり得る副作用です。

薬が本来持っている薬理学的作用として現れるタイプの副作用です。

正しい使い方でもアレルギーがあれば危険な薬になる

薬の成分に、人体に深刻な悪影響を与えるようなものは基本的には含まれていません。しかし、服用する人の体質によって、問題のない成分が危険な成分に変わってしまう場合があります。薬剤にはアレルギー反応を起こしてしまう成分を含んでいるものがあります。

アレルギーを持っていない人なら何も問題ありませんが、アレルギーを持っている人が使用すると危険な副作用を持った薬になってしまいます。薬に問題があるのではなく、使い方を間違っているわけでもありません。

服用する側の体質に問題があることが原因で起こる副作用です。時にはアナフィラキシーを引き起こし、命に係わる状況にもなり得る危険な副作用です。

複数薬剤の同時使用で起こる相互作用による副作用

一つの薬剤の使用なら問題がない場合でも、複数を同時に使用するとこで副作用のリスクが高まる場合があります。薬剤がお互いに作用してしまうことで起こる副作用です。複数の疾患を持っている患者さんが、それぞれの疾患に対して別の薬剤を処方されている場合に起こる可能性が高まります。

別の医療機関で薬を処方されると、それぞれの情報が共有されていない状況になることがあります。この状況が薬剤の相互作用で起こる副作用のリスクを高めます。単独で見れば、適切に使用している状況でも起こってしまう副作用です。