
薬剤師が転職することは珍しいことではありません。転職の際にとる具体的な手続きは、転職先への就職を決めることと、勤務しているところを退職することです。転職先探しに全力を投じて、退職に対する配慮を疎かにしてしまう人もいますが、決して良いことではありません。円満退職には大きな意味があるので、それを実現するためには時間も労力も惜しまず投入するくらいの気持ちが必要です。
仕事をするうえで、同業者とのネットワークは大きな意味を持ちます。貴重な情報源になるので、決して疎かにすることはできません。同業者とのネットワークは、勤務先で構築するのが基本ですが、一緒に仕事をする人には気を使ってしまう面もあります。
転職することで、かつての職場の同僚が同業者でありながら勤務先は違うという関係になります。同じ職場の人とは話しにくいことでも、気兼ねなく話せる貴重な存在になってくれます。円満退職していないと、付き合いづらい関係になってしまうこともあります。
価値ある人間関係を繋ぐためには円満退職が大切になります。
退職する職場の人たちに、配慮しても意味がないと考える人がいます。そういうタイプの人は、新しい職場の人たちのために時間を使った方が効率的と考えるようです。しかし、後になって、この考えが間違いだったことに気づくことがあります。
医療業界は狭いので、意外なところで人と人、あるいは会社と会社が繋がっていることは珍しくありません。円満退職していれば、双方に人脈を持つ有利な立場になれますが、そうでない場合は居心地の悪さを感じることになります。
買収や合併なども行われる業界なので、かつての同僚が再び同僚になることもないとは言えません。
退職する際にはいろんな手続きが必要になります。その手続きには、勤務先の協力が必要です。もちろん、協力を拒むことはできませんが、他のことを後回しにして処理したり、こちら側の都合を考慮したりする義務まではありません。
円満退職なら、担当者との間に直近の上司が入って調整してくれることも期待できます。円満退職でなければ、相手側の都合に合わせる必要があるので、余計な時間がかかってしまいます。
しかも、手続きはいつも気まずい雰囲気の中で行うことになるかもしれません。