派遣薬剤師の全て

通院患者への服薬指導で意識するべき大切な事

2025年01月14日

病院には通院している患者さんがたくさんいます。来るたびに薬を渡すことも珍しくありません。毎回同じような内容の薬を渡すことが多くなりますが、事務的に繰り返すだけで十分と言える業務ではありません。気を付けておくべきことがいくつもあり、同じことの繰り返しになるときほど忘れがちなことがたくさんあるので注意が必要です。

服薬コンプライアンスが守られていることの確認

薬には服用する量やタイミングが決められています。それを守らなければ、本来の効果を得ることができない場合が多いです。薬剤師は、薬を渡すときに服薬コンプライアンスを伝える必要がありますが、通院患者の場合は守られているのかどうかについての確認も必要です。

コンプライアンス不良が確認できた場合は、それを是正するための方法を伝えることも忘れてはいけません。どうして服薬コンプライアンスが守れないのかの聞き取りを行い、究明された原因に応じた対処方法を伝えるところまでが大切な業務になります。

副作用の確認は積極的に行わなければ把握できない

何事もなく通院している患者さんに対しては、何も問題なく服薬をしていると感じてしまいがちです。何か副作用があれば、患者さんの方から伝えてくることが多いですが、何も言ってこなくても安心できる状況とは限りません。

副作用の確認は、患者さんの申告を待つのではなく、積極的に行うことが重要な業務です。患者さん本人でも、すべての副作用を把握できるとは限りません。副作用が出ていても、薬とは関係ないと考えてしまう場合もあります。

服薬の継続を避けなければいけない状況もあるため、薬剤師の方から積極的に聞き取りを行うことが大切です。

同じことの繰り返しにも意味があることを意識する

通院患者の中には、前回と同じ薬を出すことになる人がいます。決して珍しいケースではありませんが、前回と同じことをするので気が緩みがちなシチュエーションです。患者さんも同じことの繰り返しなので、特に不安を感じることはないですし、質問をしてくることもありません。

流れ作業としてこなしてしまいがちですが、同じことを言うことにもちゃんと意味が有ることを意識しなければいけません。患者さんにも、繰り返すことに意味があることを分かってもらう必要があります。

その意識が、同じことを繰り返すことになっても服薬コンプライアンスを守ってもらうことに繋がります。