派遣薬剤師の全て

効果的なお薬説明にするための状況別注意点

2025年02月08日

薬剤師は、お薬を患者さんに渡す際に、お薬に関する情報を提供しなければいけません。薬物治療の効果を引き出すためには欠かすことのできない大切な業務です。気を付けるべきことを状況別に整理して説明し、患者さんの理解を高めることに努める必要があります。

最初の挨拶の仕方が患者さんの理解に影響する

お薬は、受け渡しの窓口で手渡す場合もあれば、患者さんの前まで行って手渡す場合もあります。いずれにしても、最初に自分が薬剤師であることを告げることと名前を名乗ることが大切です。毎日何十回と繰り返す行為なので、事務的に処理してしまう傾向がありますが、最初の挨拶が患者さんの気持ちに与える影響は小さくないです。

胸元に名札を付けているのだから、わざわざ名乗らなくてもいいなどと考えてはいけません。薬を持ってきた人が何かを言っているという印象ではなく、薬の専門家が来て説明しているという印象を与えることが、患者さんの意識に大きな違いを生むことを知らなければいけません。

症状の聞き取りの際にはしっかりと聞く姿勢を示す

挨拶が終われば具体的な説明に入りますが、その前に症状を丁寧に聞き取ることを忘れてはいけません。お医者さんに対してした説明と同じ説明をすることを面倒くさがる人もいますが、話を聞く姿勢をしっかりと示せば理解してくれます。

症状が確認した後でお薬の説明に入りますが、聞き取りで得た情報を反映させる形で説明するように努めることが大切です。患者さんは、伝えた症状がお薬の説明に全く反映されていなければ、説明した意味がないと感じます。

逆に、聞き取った症状を考慮した説明をすれば信頼を得ることができます。

質問を受ければ必要に応じて上司や医師に相談する

お薬の説明が終われば、最後の段取りとして説明内容を理解してくれたことを確認します。その際に、訊きたいことや伝えたいことがないことも、併せて確認する必要があります。もちろん、質問がある場合は丁寧に答えて、不安に感じていることがある場合も同様に、丁寧に対応する必要があります。

質問内容などによっては、自分の立場で正確な返答ができない場合もあります。そういった場合でも、適当に答えてお茶を濁すようなことをしてはいけません。先輩や上司に相談して解決したり、医師と連携して対応したりすることも避けてはいけません。

医師や上司に話を持って行くことに抵抗を感じる場合もありますが、患者さんに悪い影響が出た後で適当な返答を後悔しても後の祭りです。