高齢化社会と言うこともあり、病院及び調剤薬局を利用する人が増えています。現在は、医薬分業と言うこともあり、患者さんが医師の書いた処方箋を持って調剤薬局に伺うと言う昔とは違い、二重手間になっています。また病院が忙しいと言うことは、調剤薬局も忙しく患者さんにとっても、傍迷惑なことになっているのではないでしょうか。
今、コンビニ業界に異変が起こっていると言われます。開業をするれば売れた時代も終わり、商品構成や店舗の立地条件などが人気になる条件と結果がハッキリ出るようになっています。中には駐車場を広くしたり、若者が喜ぶ商品を特化したり、高齢者のための野菜販売など、それぞれのお店で工夫がみられるようになって来ています。
その工夫の一つに考えられるのが、コンビニの中に調剤薬局を出すことでした。店舗を改装することで、2割ほどを薬局のスペースとして、他の薬品も販売出来る構成とするお店が、増えて来ています。
店舗拡大の競争はが続く中、この調剤薬局の設置には病院へ通う高齢者にとって非常な便利なものとなるのでしょう。
ただの調剤薬局では、処方箋を渡した時点から、待つ体制になり、忙しい薬局などでは30分以上待たされることなど、当たり前のことにもなってしまいます。その点、コンビニに店舗を展開することで、患者さんはその待ち時間の間に買い物へ行くことが出来ることになります。
ただ待つことで時間を潰すことより、買い物をすることで無駄な時間を少なく出来るメリットが生まれることになります。このことは、今までこの店舗に来る用事がなかった人も訪れるようになることから、メリットになるといえるのでしょう。
今、そんな店舗で働く薬剤師の求人が多くなっています。また登録販売者をおくことにより健康相談も行えることになり、患者さんの良き相談相手にもなると考えられています。
派遣で働く薬剤師の数も年々増えています。家庭に収まっていた資格をもった主婦が、再度働くことになった時、正社員を希望するのではなく、この派遣を希望する人が多くなりました。その理由として、前もってどんな職場で仕事をしたいのか、時間帯も決めることが出来、出勤日数も前もって決めておくことが出来る良さが、この職が人気になっている理由と言われます。
また、時給なども他の職業と違い高給が保証されることが多くなっていることも、選ばれる理由となっています。その訳として、人出不足の対応に追われることが多いことから、時給がどんどん上がってしまったと考えられています。
また残業がないことも、選ばれる理由のひとつなのでしょう。