派遣薬剤師の全て

薬剤業務で兼務する利点と留意点

2017年09月23日

ダブルワークと言いますのは、二つの職場で業務につくことですが、効率的に高い報酬を手にできる方法 としまして薬剤師に人気があります。 あらためていうまでもなく、こうしたワークスタイルは利点と留意すべき点があります。


収入面で正社員よりメリットがあります

薬剤師がパート、あるいは派遣の掛けもちの状態で勤めると正規雇用社員よりも稼げる場合があります。正規雇用社員であれば、休息時間があったり、或いは1日あたり業務につくことのできる時間、そして週に業務につくことのできる時間が限られている傾向があります。

これに関しては、労働基準法と関係してきます。多くの場合薬局に於きましては1週間に40時間になります。それはそれで数多く稼げるのですが、休憩時間が不要、1週間にさらに働きたいという方は掛け持ちを行ったほうが儲かる場合があります。

パートタイマーで1日のうちで2つの現場で働いたり、日毎に場所を変えることによって勤務する時間を増やすことも可能ですし、同じ勤務する時間でも2つの現場で分割していることによって、社会保険料より免れることも可能になります。


人間関係の構築に困難が伴います

そのほか、メンタル的な安定が得られるというアピールポイントもあります。同一の現場ばかりで長期間にわたって勤めると、疲れるという方も多いと考えられます。そうした人が掛け持ちを行なうと、リフレッシュします。

ただし、留意すべき点としましては、勤め先内での対人関係を良好にキープすることが困難ということです。勤務場所の人との意思疎通も業務の魅力のひとつと想定されますが、そのことがそれほど行なえません。

どうしても、一つの勤め先で勤務する時間が短くなります。休息時間などを回避する形で仕事をしているとなれば、対話をとる時間がありません。その結果、仕事のサポートにもなり得る対人関係の確立がされにくいというのがマイナスポイントがあります。


日程調整が困難になるデメリットがあります

さらに、二重の勤務場所との間での配分が困難が困難になるということがあげられます。日程調整に取り組む際、薬剤師に関しましてはシフトによりまして勤めることがほとんどになります。

ですので、当然のことですが、2つのシフトを設定することになります。ドッキングすることがないようにというのはあらためていうまでもなく困難ですが、それだけではなく他に大変なことがあります。それは、絶対に休息したい日を設定するというのが大変になるということです。

スケジュールの事情で絶対に休まざるをえない日、必然的に休みたい日が有り得ます。そういった状況で、二重の勤務場所で休みの日の希望にパスしないといけません。そうなってしまうと、確率的に下がるので休日希望がパスしにくくなり、日程調整に苦悩することになります。