薬剤や医薬品を販売している薬局には、当然ですが国家資格を所有した薬剤師の方が常駐しています。薬事法により、薬剤に関する国家資格を所有していない方には薬剤を販売することはできません。大学の薬学部をご卒業されて難しい試験に合格し、資格を取得された方自体は人数に限りがありますので、どこの調剤薬局やドラッグストアでも、資格を持つ方の取り合いになっているところがあります。
医療需要はどんどん拡大しています。特に昨今はメンタルクリニックに通われている患者様が多く、向精神薬の処方箋を求めて薬局の利用が多くなっているということです。メンタルクリニックで行う治療は基本的に薬物療法が中心ですので、この傾向は今後も続いていくでしょう。
薬局側は、いかに優秀なスタッフをそろえるかで必死になっています。フルタイムで就業される方だけを募集しているのではなく、派遣社員として、曜日を限定して雇用するというスタイルも増やしている店舗も増えているということです。
インターネット上には医療従事者専門の就職・転職情報サイトなどがあります。全国の医療機関、調剤薬局やドラッグストアの店舗などで、正職員だけではなく、派遣スタッフの募集も増えているのが、サイトを閲覧していただけると分かるでしょう。
ご結婚されて家事やお子様をお育てになるということをされている方も、正職員ではない就業形態を選ぶことで、ご家庭に負担をかけることなく働くことができるというかたはたくさんいます。医療需要は日本国内でどんどん増えていますので、一人でも多くの医療従事者の方に、働きやすい環境、勤務形態で働いていただくことは、社会貢献とも言えるでしょう。
また、正社員ではない臨時雇用という形で、複数の医療機関に対して少しずつ働かれているという方もいます。医療の世界も多忙な時期というものがありますので、需要が高まって忙しい現場のみ就業するという方がいてくださると、医療機関側としても重宝するということです。
