長年企業に勤務をしたらその功労をねぎらい給付制度での給付を受けるのは、法律で決められたものではありません。各企業ごとの就業規則が基本となっているので、就業規則に定められていて、条件を満たしていれば支給されることになります。
企業に直接雇用ではない派遣薬剤師の場合、基本的に退職金はありません。退職時にこうした給付金制度を利用してお金を受け取ることができるのは、企業でその仕組みを定めていること、そして正社員で一定期間勤務した者に対してです。
アルバイトやパートタイマーなど、時給制で働くスタッフには、いくら長く働いていたとしても、こうした制度は適用はされません。正社員雇用で尚且つ、どれほど長期間勤務をしたかによっても、受け取ることのできる金額には大きく差が出てきます。
あまりにも短期間だと、給付の条件を満たすことができないので、正社員でもすぐやめた場合はもらえる確率は低いです。企業の規模にもyぽりますが、規模が小さくなるほど、こうした給付金制度を設けていない可能性が高くなります。
派遣薬剤師の場合はいくらがんばって働いても退職金を受けとることができませんが、雇用形態でもらえるかが決まります。比較的融通が利く働き方ができますし、普通にアルバイトとして雇われるよりも、契約期間で働く更新型のほうが時給も高額です。
でも働いた分だけもらえるというシステムは、最後まで変わることがないので、正社員のような待遇で最後まで、たくさんのお金を受け取るという働き方ではありません。正社員のように残業をしなくてもよい、定時で帰れる気楽さもありますし、正社員ほどの大きなプレッシャーもなく働くことができる形態です。
退職時にはまとまったお金は入ってきませんが、柔軟性があって基本の時給はかなり良いため、稼げるときに稼いでおくようにします。
派遣薬剤師だと退職時には受け取ることができない退職金ですが、勤務地として国公立病院は支給額が高めです。正社員として勤務した場合、長年同じ国公立の病院で勤務をすることにより、長く働けば働くほど、最終的な受取金額は高額になります。
例えば国公立病院に35年間正社員勤務をした場合は、退職時に支給される平均額はなんと1000万円台が目安です。職場環境的にも正社員として勤務をするには安定性がありますし、退職の日を迎えた時にも、最終的にかなりの高額尾の金を手にすることができます。
病院勤務ならすべて最終的には高額ではなく、これほどの高額の支給は、民間の病院ではできません。