薬剤師は資格を要する職業の一つであり、給与が良いのが特徴の一つとなっています。正社員としてはたらく職業というイメージがありますが、正社員以外にもアルバイトやパートなどの雇用形態もあります。その中でも派遣となれば、かなり時給が良い働き方です。
しかしその際に気をつけなくてはならないのが、福利厚生が充実しているのかという点ではないでしょうか。時給が少しでも高い派遣会社を選んでしまいがちですが、登録する会社によって福利厚生にはかなり大きな違いがあります。
登録先は豊富にありますが、キャリアサポートや産休育休制度はもちろんのこと、研修制度があるのかなど、会社によってサポート内容にはかなり大きな差が生まれています。厚生年金、健康や労災、雇用などの保険はほとんどのところで完備されており、勤務時間や勤務年数といった一定の勤務条件を満たしていれば加入することができます。
それ以外に注目しておかなくてはならないのが、薬剤師賠償責任保険の有無です。これは、調剤のミスや服薬指導のミスなど調剤薬局の患者さんやドラッグストアのお客さんに対して健康被害をもたらしてしまった場合に損害賠償責任を担保する内容となっています。
保険に加入できる薬剤師専門の派遣会社ならば手続きを代行してもらうことができるので、自分で加入するという手間もかかりません。中には、費用を負担してくれる会社もあります。無駄な出費を避けるためにも費用を負担してくれる会社を選んでおくべきです。
ミスがあってはならない職業ということは確かであり、絶対にミスをしないように細心の注意を払いながら仕事をしているという人でも、予期せぬことがきっかけとなりミスをしたり患者さんやお客さんとトラブルになってしまう可能性は誰もが秘めていることです。
正社員ならば、会社が責任を負ってくれることになりますが、それ以外となれば自己責任となるのでその際に備えて加入しておくべきと言えます。
