正社員も契約社員もポジション的には異なりますが、企業との直接雇用で成立しています。一方で、気楽な働き方を希望するなら、直接雇用ではない契約で働くとよいでしょう。厳しい縛りのある正社員とは違い、同じように仕事をするにしても、柔軟な対応がありますし、どこかお客さん的な親切な対応もあるので、かなり気持ちは楽になります。
なぜ正社員ではなく派遣での薬剤師をするのか、それぞれに理由は異なりますが、直接雇用よりも精神的には楽な働き方です。大学卒業で入社をするときには正社員雇用であっても、そのあとに人材会社への登録をして、勤務先を紹介してもらい期間限定で働く人も多くなります。
正直なところ正社員は待遇も良い半面で責任は重く、人間関係で悩みやすいのがネックですが、もっと気持ちを楽に持って働きたいなら、第三者的な立場での勤務がそれを叶える方法です。人材会社ではその人の要望を聞いて、期間限定で働ける有資格者を探している企業とのマッチングを行い、紹介を受けて仕事は始まります。
直接雇用ではない心の気楽さは大きいですし、契約期間だけの勤務なので、周囲との人間関係も割と良好なのも良い点です。
せっかくの薬剤師資格を取得しているのに、なぜ正社員ではなく派遣で働くかの理由として、家庭のことやプライベートを優先したいからというのもあります。特に女性の場合は新卒くらいの時期はまだ良いですが、やがて愛する人と結婚をして家庭を持ち、かわいい赤ちゃんも生まれることになれば、これまでのような勤務は大変です。
バイタリティーあふれる女性は多く、両立するために頑張りますが、正社員でしっかり働き、家事もパーフェクトを目指すと、どこかで疲れやひずみを生じかねません。日本人女性が特に頑張り屋さんが多いですが、自分が不調を感じては元も子もなくなるので、両立のためにも時間給を選ぶという女性は多いです。
一般的に考えると正社員が高収入で、時間給は低所得という構図が出来上がっている面は否めませんが、国家資格所持者の場合はそうとも言えません。正社員にこだわらないで派遣社員で働く薬剤師の理由として、無資格者より断然稼げるというのがあります。
定時には変えることができて、休日出勤なども基本的にはなく、どこか気楽に働きたいと願うのであれば、正社員にこだわる必要もありません。正社員であれば仕事の後に予定があろうが、子供のお迎えがあろうが、仕事が終わらないと残業をしなければならないですし、間に合わないなら休日出勤もあるので、気楽さはないです。
同じ店舗でずっと働きたいと願い、もっと気楽に勤務したいのであれば、正社員ではなく時間給での働き方が向いています。