派遣薬剤師の全て

派遣の薬剤師はどのような仕組みなのか

2017年12月09日

薬剤師の働き方は、とても多彩です。何も正社員として働くだけではありません。派遣としての働き方もあります。いわゆる出向です。その仕組みは、次の通りになります。まずその薬関連のお仕事で働きたい方々としては、派遣の会社に登録をする事になります。様々なスキルチェックなどの審査もありますが、過去の職歴などを担当者に伝達し、自分の希望条件などを伝達する事になります。いわゆる希望条件のヒアリングです。そのヒアリング内容を元に、登録した会社からは、出向先の案件を随時紹介してくれます。それで紹介された案件で問題なさそうでしたら、顔合わせが行われる訳です。いわゆる面談です。薬局の人事担当者による面接を受けた上で、合否が判定される事になります。その後は、改めて薬局で働くという流れです。そして薬局で働いた時は、給料も受け取ることにはなります。ただし給料は、薬局から直接支払われる訳ではありません。出向先を紹介してくれた会社から、給料が払われるシステムになります。この一連のお金の動きにおいては、中間マージンも発生している訳です。例えばAさんという方が、上記の出向で働く為に、Bという会社に登録したとします。それで薬局Cで働く事になりました。それでAさんの働きに応じて、薬局がお金を払う事になります。そして薬局Cは、一旦はBという会社にお金を払っている訳です。仮にその金額が、30万だとします。ですがAさんに払われる金額は、30万ではありません。最終的にAさんに支払われる給料は、24万といった具合です。すなわち差し引き分の6万円が、中間マージンとして差し引かれている仕組みになる訳です。このマージンは、仲介しているBという会社に対する手数料に相当する金額になります。具体的にそのマージンが何%程度になっているかは、派遣の会社によって異なります。このように2つの会社が関わっているのが、上記の出向という働き方の仕組みです。