派遣薬剤師の全て

どのくらい得ているのかが気になるのが年収の額

2018年01月10日

労働の対価として得られる賃金は、人それぞれ条件によって異なります。人は人、自分は自分とはいうものの、もし同じ国家資格を持っていたとしたら、似たような条件の人がどのくらいの収入を得ているのか気になるのが人情です。


パート雇用よりも有利になるのは理由がある

薬剤師という国家資格を持っている場合、時間給で働いたとしても、誰もができる仕事よりも時給が高く設定されているため、短時間で稼ぐことができます。もちろん、フルタイムで入るとしたら、かなり高収入になるのは確実です。

同じ働くなら、少しでもたくさん報酬を得たいと思うのは自然なことですので、時間給労働をするならまず派遣登録をするのがおススメです。パートだと時給2000円のところ、登録することによって2300円から2800円程度まで時給相場を引き上げることができるからです。

なぜ派遣の方が時間給が高いのかというと、二つの理由があります。ひとつは人手不足、もう一つは使いやすさです。


時給が高くなっても使いやすさを優先する雇い主

医薬分業が定着し、調剤業務が飛躍的に増えた一方で、薬剤師の数はまだまだ不足しているとされています。この需要と供給のバランスが売り手市場に傾いていることが、時間給をアップできる要因にもなっています。また、派遣社員を送ってもらうことによって、雇用主は働いてくれる人を直接雇用しなくて済むことになり、雇用保険や労災保険など、従業員を守るために支払う必要がある経費を抑えることができます。

契約期間が決まっていることもあって、勤務態度に問題がある場合には契約更新をしないことで人の入れ替えが簡単にできるなど、選ぶ理由が数多くあるのが魅力になっていることが、大きな特徴です。


気になる平均はどのくらいになるのか

1日8時間労働で月に20日間入ったとして、2300円なら年収は440万円程度、これが2800円となると530万円を超えてきます。さらに時給4000円という好条件の仕事先もあり、経験や勤務年数によっては実現不可能ではありません。

時給4000円となれば760万円を超える年収となり、高収入と言っていいでしょう。とはいえ、高時給になればなるほど仕事は大変になるのが世の常ですので、平均年収は500万円前後といったところと考えておくのがベターです。

もちろん、バリバリ働いて稼ぐという人は時給4500円というケースもあり、大いに挑戦し甲斐があるでしょう。ただ、平均年収という点でいえば、パートやアルバイトと比べることにより、たくさんもらえてうれしいと考えることができます。